今回は、僕が数学がちょっと面白いなと思えた漫画の紹介をしたいと思う。
それは、「はじめアルゴリズム」という全10巻の漫画である。
この本は、僕が大学生の頃に、何気に電子書籍で試し読みしたら、結構面白くてつい全巻買っていた本である。
ざっくりと話はこんな感じである。
老数学者・内田豊はふらりと寄った母校で数字と楽しく遊ぶ少年・関口ハジメ(小5)に出会った。彼は独自の式や考えで、世界を解こうとしていた。その数式に才能を感じた内田は、ハジメの数学的才能を育てるために彼を京都へ連れて行く。そこで起こる様々な出会いを通じて、ハジメが数学的にも人間的にも成長する話である。
扱っている数学は、ほぼ大学で学ぶことで、全然わからないものもあった。
それでも、扱っているので僕が印象に残った数式が次のものである。
1+2+4+8+…=ー1
ちょっと数学の用語を使うと、実数の世界を複素数の世界まで広げて、解析接続という概念を使えば結果がこうなるらしい。
なんで無限に自然数を足していったら無限でなくー1に収束するんだと思って、なんか面白かった。
小5で数学検定1級(大学数学レベル)に挑戦したりしてるので、マジで天才の話だった。
扱っている数学は難しすぎるが、全然わからなくても、エンタメとして楽しめる要素もたくさんあった。
数学に没頭しすぎて、人生が狂ってしまった人たちも登場するので、数学の適度な距離感を保つ勉強にもなると思う。
僕は工学系だったので、数学はあくまで道具として扱って微分方程式などを解いていたりしていた。
理学部数学科を目指そうと考えている人は、読んでいて損はないと思う。
大学数学も、知ると結構面白い側面があったりするので、いいと思う。
興味の持った方は、一度手に取ってみるとよいと思う。
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