数学嫌い、バリバリの文系必見!数学を通じて仕事に役立てる方法

数学

「数学なんて大嫌い、何の役に立つの?」「自分の人生に数学なんて関係ない」ということで悩んでいませんか?

わけのわからない数式や記号が出てきて、体が拒否反応を起こしてしまう人も中にはいると思います。

私は好きで数学を勉強してきましたが、この問いに答えるのにとても困っています。

しかし、本来数学とは、とても面白くて仕事に使えるすごいものだと本書では述べています。

私もこの本を読んでから、数学の面白さに改めて気づくことができました。

本記事では「数学とはこんなに社会の役に立っている」「数学で人生をラクに生きる」ことがわかります。

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新入社員が部長を撃退できる!

「新入社員が部長に正しい意見を述べるにはどうすればよいか」という悩みは、数学で解決できます。

なぜなら、数学の本来の力、それは正しさだからです。

たとえ新入社員が数学を使って結論を導きだしたとしても、部長が簡単に「それは間違っている」とは言えないわけです。

例えば、以下の問題を考えます。

最短距離に関する問題

次の4点を、我々が所有する工場がある場所だとします。

この4点間で、最も効率よくものを運べる道路を作りたい。

全部をつないで、しかも道路の長さが最小になる結ぶ方はどうすればいいでしょうか?

距離が短ければ、建設コストも物を運ぶコストも最小になります。

プリント回路基板として考え方も同じです。

電子部品同士をつなぐ銅線の長さを最小にできます。

ちなみに、これらは誤りです。

以下が答えです。

この問題のように、経験や勘で出した答えは最適ではない可能性があり、数学を使うと結論はこうなります。

本書では、より正確に出すため数式がずらりと並んでいましたが、数学嫌いの人のために、割愛させていただきました。

異なるものを同じと言える勇気

「数学を活用するにはどうすればよいか」という悩みは、「異なるものを同じと言う考え方を持つ」ことで解決できます。

なぜなら、「AとBは異なる。以上!」では発展性が一切ないのに対し、「AとBには関連性があるかもしれない」とすると、枠組みにとらわれない発想ができるからです。

例えば、血管が動く様子を、川の流れの様子に似ていると関連付けるものがありました。

これを聞いて、「確かに面白い。関係性を探ってみよう」という賛成派の人がいます。

一方で、「何を寝ぼけたことを言ってるんだ。血管と川は違うだろ」という反対派の人もいます。

反対派の人は、その分野(ここでは川の研究を何十年もやっているベテラン)に長けている人に多いです。

そういう人にとっては、「今さら血管と同じとか言われてもねえ」となるからです。

その分野を知りすぎているがゆえに既存の枠組みから出られないからです。

固定観念にとらわれずに、柔軟に対応することで、新たな発見が得られるかもしれません。

これだけではあまり納得できないかもしれないので、次の見出しで数学の考え方の凄さを述べます。

物事を単純化する勇気

もう1つ、数学的アプローチに欠かせない考え方があります。

それは、「物事を単純化する勇気」です。

学会で言い争いになった例を1つ紹介します。

ある研究者は、この考えを用いて、「よく使われる部分の血管は太くなる」と仮定しました。

よく使われる部分は流れが多いだろうから太くなるだろう。たったこれだけです。

ここで、否定派は、「血管が成長するメカニズムはものすごく複雑だ。そんな単純なわけがない」と考えます。

そのため、いろいろ反応するものをスーパーコンピュータに入れてガーっと計算して…とやりたがります。

確かに、現実は複雑です。

しかし、そう言っていては、一生かかっても実社会の仕組みは解明できません。

頭の柔軟性を残すこと。これがとても大切です。

ちなみにこの数年後、その単純化した研究者が正しかったことが卵細胞の血管ネットワークの研究で証明されたそうです。

まとめ

今回は、「数学が何の役に立つか」をご説明しました。

大事なのは考え方で、「正しさ、異なるものを同じとみなす、物事を単純化する」です。

数学を役立てたいと思う方がいれば、ぜひ本書を読んで理解を深めてもいいかもしれません。

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