今日あったこと
・今日は荒れていた利用者さんがいたが、一致団結して乗り切ることができた。
利用者さんが来所された際に、もう荒れていた利用者さん(以下Tさん)がいた。Tさんは、もともと神経質な方であり、知的障害をもった自閉症の方だった。Tさんは別の隔離されたグループにいる人で、僕は直接かかわることはなかった。しかし、1日を通して、叫び声が何度もあった。僕等がいた隔離された部屋でも、はっきりと聞こえるぐらいだった。
その影響もあってか、僕がバイタルを測っていた重度の知的障害を持った自閉症の利用者さん(以下Yさん)も、何度も気にしていた。僕の腕を何度も掴み、そわそわしたドキドキアピールがすごかった。僕は、「気になるね、大丈夫だよ」と何度もYさんに言った。それでも、なかなか収まらなかった。すると、違う職員さん(以下I氏)が近くに来た時に、Yさんの対応をしたら、行動が収まった。I氏は、「大丈夫だよ。今、Tさんはお散歩に行きましたよ」と言ってから歩く動作をして、笑顔で対応していた。助けられてありがたいなと思った。
午前の活動は、庭で作業を行った。ここでも、足の不自由な高齢の利用者さんが、「庭の畑作業は同じことばかりでいやや」と拒否の態度をとっていた。それでも、また別の職員さんが、根気強く説得し、活動参加をYさんがすることができた。助け合いって大切だなと思えた瞬間だった。その後の活動はスムーズに行えた。
午後の活動は、軍手やモップの洗濯だった。この活動は、利用者さんが軍手やモップを手洗いし、最後に洗濯機に入れてきれいにするというものだった。僕は、活動のセッティングや水の補充係、後片付けをやった。特にこの活動で不調になる利用者さんはいなかったので、ラッキーだった。
午後の活動が終わり、利用者さんの休憩時間の際に、I氏は違う利用者さん(以下Nさん)対応をしていた。Nさんは、重度の知的障害かつ自閉症で、液体などのジュースしか飲めない方である。Nさんは、ジュースの入っていた空っぽの哺乳瓶を放り投げた。その際、NさんはI氏にくっつく形で身動きが取れていなかった。そこで、僕は哺乳瓶を拾い、ジュースを入れてNさんに渡した。すると、I氏は「ありがとうございます」とお礼を言ってくれたので、嬉しい気持ちになった。
利用者さんが帰ってからは、I氏も違う職員さん(以下A氏)が、トイレ掃除などを手伝ってくれた。作業効率が一気に上がったので、僕の仕事が減ってラッキーだった。
帰り際に、A氏がTさんのことで悩んでいることを僕に相談をしてくれた。A氏は主にTさんのいるグループで支援を行っている。僕は「大変ですよね」と共感することしかできなかった。A氏は、「なんかいいアイデアあったら教えてください」と言っていた。僕でも頼られているんだなと勝手に嬉しく思った。A氏はとても親しみやすい方である。ありがたいなと思った。
職員同士のコミュニケーションがしっかりできたそんな日だった。
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