重い運

これも、僕が大学生の頃に書いたショートショートの小説である。読んでいただけると幸いである。

 私は運の神様である。その人間の運が良くなるかどうかは、私の気分で決める。ただし、産まれてくる人間の環境を決めるのはさすがにできないので、こればっかりはランダムである。

 例えば、貧しい家で育ったとしても、それにめげずに人に優しくできるような人間は見ていると気分がよくなる。よって、将来はいい意味での重い運つまり、お金持ちになるような運をやるつもりだ。

 逆に、お金持ちでも、相手を見下したり他人を蹴落とすような人間は気分が悪くなる。よって、将来は悪い意味での重い運つまり、貧乏になるような運をやるつもりである。

 もし、私に気に入られたいのなら、周りのせいにするのではなく、自分の考え方を変えて逆境に打ち勝つぞという意気込みで頑張りなさい。


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