「怒らない」って素晴らしい

今日は、公認会計士である金川顕教さんの書かれた「年収1億円の人の怒らない生き方怒らない人の頭の中」という本を紹介したいと思う。

この本を読んだ感想を一言でいうと、「怒り」という感情がいかに不要かということに気づかせてくれたいい本だった。

僕は、もともと怒ることはあまりない性格ではあるが、他人から嫌なことをされたり、思い通りにならないことがあるとかなり心の中でイライラしてしまう傾向がある。「怒り」という感情をコントロールするにはどうすればよいかというのに興味を持って本書を手にした。

この本の第1章では、年収300万円、1000万円、1億円に分け、それぞれの「怒り」のあり方と、1億円を目指すにはどのような発想をすべきかについて解説している。大まかに言って、300万円では感情で怒り、1000万円では損得で怒り、1億円では怒りはわかない、という傾向がある。2章以降では、怒りをどう無くしていくかに加え、成功に必要なノウハウも書かれている。

まず、第1章を読んで得られた気づきは、1億円の人は神対応であるということである。特に印象に残ったのが、インターネット上で叩かれたときに、1億円の人は「裏事情を理解し、アドバイスする」という寛容さを持っていることである。アンチ行為もまたひとつの関心の表れであり、肯定記事よりもはるかに宣伝効果が高い。エネルギーを使って宣伝してくれるので、むしろありがたい存在であると発想を変えられるのがすごいなと思った。

また、これは使えるなという1億円の人の対応もあった。それは、自分のミスに対し、相手が猛烈に怒ってきたときには、「受け止め、包み込む”レシーバー”になる」ことだった。面白がって、「なんだかすごく怒っている、なぜこんなに感情的になっているのだろう」と興味が湧くそうである。自分のミスを受け入れ、謝罪をし、相手の怒りの原因をより深く知るため、その言葉にじっくり耳を傾ける。要するに、聞き上手、受け入れ上手な人なので、素晴らしいなと思った。

この本では、本音から怒らなくなるのが成功の第一歩なので、事実に対する解釈の仕方で、すべてが変わると書かれていた。なので、たとえ目の前の事実がどれだけマイナスであっても、必ずプラスの意味付けをするようにしていきたいと思った。そのためにも、ネガティブな言葉をなるべく使わず、意識的に物事の解釈をポジティブにしていこうと思った。

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